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マッケイ製法
SWL(スローウェアライオン)のブーツはグッドイヤーウェルテッド製法、マッケイ製法、そしてステッチダウン製法の3つの製法を革質やスタイルによって使い分けています。
今日はその一つマッケイ製法で縫い上げたブーツについてのお話です。
マッケイ製法はイタリア製の靴などによく見られる製法で、袋状に縫い上げたアッパー(甲革)とソールを直接縫いつけています。その為作業工程が複雑なグッドイヤーウェルテッド製法に比べて軽量で足馴染みが良いとされています。
またアッパー(甲革)を直接ソールと縫い付ける為ウェルトが必要でなくウェルトをぎりぎりまで削りこまれているものもあり、下の写真のように出し縫いが必要なグッドイヤーウェルテッド製法の張り出したウェルトに比べすっきりとしたシルエットに仕上げる事が出来ます。
SWL OB-8593G オイルドレザープレーンMIDブーツ Vibram#4014 (グッドイヤーウェルテッド製法)
SWL OB-8958M オイルドレザーオックスフォード(マッケイ製法)
その為ドレスシューズやオックスフォードシューズといった短靴などに多く用いられる製法でインソールを外して見るとマッケイステッチと呼ばれるステッチがインソールとミッドソールを直に縫っているのがわかると思います。
SWL(スローウェアライオン)で本格的にマッケイ製法を用いたのがこちらの
SWL OB-8958M オイルドレザーオックスフォードです。
製品情報
Tools-infinity Director ? 久木田善隆